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子どもにでもわかるような物語風に書きます
はるかむかしの人たちはおひさまとともに暮らしていました。小鳥たちのさえずりをきいて、自然の音をきいて、季節がいつかごろか知ったのでしょう。
日時計、水時計、砂時計、いろんな時計があります。
木の実をとったり、狩りをして、生活をしていました。
自分たちの食べ物とほかのひとたちと物々交換をするようになります。
規則的に動く機械や工場が生活に入ってくると、
鉄道時間が1840年頃、イギリスではじめて適用されました。
規則的に動く機械や工場が生活に入ってくると、
世界の絶対王者に君臨した時計。
時間は物質文明を発展させ
世の中のスピードをどんどん加速させていきました。
何もかも早くなりました。
インターネットもATMも、家電も・・。
ぼくが早いよ、私がもっと早いよ、
といってみんなで速いモノ勝ちの社会をつくってしまったのね。
男たちは、家のローンや子どもたちの教育費のために 一生けん命にはたらき、朝はラッシュの電車に飛び乗り、夜は残業、残業・・・子どもたちも学校に入学すると、登校時間を守り、 時計に合わせた生活をするようになります。
集団生活のはじまりです。
上の写真はまるでイワシの大群みたいだね。通勤ラッシュ時のJR品川駅改札前 満員電車にぎゅーぎゅー詰めにされて圧縮されている状態です。飛行機だって、船だって、定員を超えると落っこちて、沈みますね。
こうして「会社」や「学校」で、時間を共有して使うようになります。
「時間を共有」して使うと、何が起こるかな?」
わたしがいちばんいいたいことはこのこと。
集団の時間は〆切があります。
はじまりー! おわりー!
時計はみんなを集めて行動させるのに、便利な道具です。
決められた時間のなかで、集団をまとめるために、ルールに従わせます。
起立ー ! 礼ー!
いい学校にいくために、
いい会社にいくために・・・、
いい暮らしをするために、
あれもして、これもして、
こんなにたくさんのことができなーい!
助けて~!
コロナで三密になりました。
学校も会社もオンラインに・・・・。
集団の時間の共有が崩れ、崩れた時間が「おうち時間」に入り込んできました。
コロナであっても、コロナが過ぎ去っても
一日24時間に変わりわない。
時間は何もしなくてもただ、過ぎていきます。
新生活時間を一人一人がつくり出さなければなりません。
時間の共有は誰かと行動をすることですから、ここがとても重要なのでもう一度くわしく書きます。
時間の共有は「他者」との比較と競争が起るの。
集団だと価値ある存在と認められたい、誰かに受け入れられたいと欲求が働くようになるでしょ。いい大学にいけばいい会社に就職できる、それを目標に子どもは一生けん命勉強して、親は一生懸命に働いて・・・。
何かあったときのために、これがあれば便利です、これは安心です、これがあれば幸せになれます、とうたって、秋になると春の花が売りに出され、夏のくだものは冬に、新年の手帳は9月ごろに店頭に並んだわね。
時間は物質文明を発展させて、世の中のスピードをどんどん加速させていきました。
みんなで速いモノ勝ちの社会をつくってしまったのね。 点数や成績で優劣を決める集団では、自分は社会に必要とされていない、あいつが悪い、自分はダメな人間だ、とひとを責め、自分を責め、苦しみ悩むわね。ほんとうの自分では生きられなかったのね。
人びとは新時代のしあわせな生活と健康で長生きに憧れました。
時計は人々を死の恐怖から遠ざけていきました。今回のコロナで、私たちの時間は一変しました。コロナで感染の恐怖と死と向き合わざるをえなくなりました。
時間の共有の崩壊が起こりました。
それが三密です
コロナの新時代のはじまりです